【世界の美しい鳥たち】カラフルな珍しいキツツキの仲間“ゴマフオナガゴシキドリ”
772viewmayu2018/05/06

『ゴシキドリ』は台湾を中心に東南アジアなどで見られる、カラフルな羽毛が特徴的な、美しい鳥です。体長は20cmほどの中型で、頬や喉、頭やお腹などそれぞれ緑、赤、黄色など文字通り“五色”に彩られています。キツツキの仲間なので、太くて硬いクチバシを持っていて、木をつついて主に虫や木の実を食べ、樹洞など木に開いた穴に暮らしています。
ちょっと変わっているのが、ナイジェリアなどアフリカ中西部に暮らす『ヒゲゴシキドリ』。アカシアやバオバブなどの生える乾燥した森林や、開けた林などに小さな群れで暮らしています。クチバシの根本にヒゲのような黒い羽毛が生えているのが名前の由来です。ゴシキドリ、といえど赤、黄色、黒…ほかの2色は見当たりませんが、ゴシキドリの中でも群を抜いてユニークな姿をしています。
タンザニアなどアフリカ東部にも、ゴシキドリの仲間が生息していますが、こちらにはカラフルなだけでなく、大変めずらしい見た目の『ゴマフオナガゴシキドリ』という種類がいます。東アフリカの鳥の図鑑の表紙を飾るなど、東アフリカを代表する美しい鳥です。ゴマフオナガゴシキドリはキツツキといえど、木をつつくことはないようです。黄色の体全体に、白や黒のゴマを散りばめたような模様をしていて、とても良く目立ちます。メスもオスも同じ色をしています。巣は樹上のほか、地上に作ることもあり、地下に向かってに垂直に、Jの字型の穴を60~90cm掘って巣としています。