研究者も太鼓判!あなたのアレルギー、もしかして布団が原因かも?
1837viewvario_secret2015/12/07

厚生労働省によると、国民の3人に1人が何らかのアレルギーにかかっているそうです(参照)。読者の方でアレルギーに苦しまれている方も多いのではないでしょうか。
アレルギー対策には食べ物や衣服の他、毎日眠るお布団にも注意が必要です。そこで今回は、アレルギーの原因になりやすいダニやチリなどの「ハウスダスト」に加え、除菌や温風効果など新しい切り口の布団クリーナーをご紹介します。
押入れに収納されていた掛け布団にダニが多く繁殖!?
ダニや菌の繁殖しやすい布団の管理、アレルギーに悩まされている方は特に気を使いますよね。いつも清潔に保つことが大切ですが、ダニや菌は目に見えないだけに、余計にやっかいなものでもあります。
少し古いデータではありますが、布団で発症するアレルギーは、ダニの繁殖も一因となっていることを説明している論文の一部を紹介しましょう。
『掃除で(アレルギーの)症状が良くなった6才の患者が、朝、非患者の母親の寝床にもぐりに行くと症状が出たが、この例では、この時期に母親が掛布団を変えたばかりで、その布団にチリダニが多かったためである。この様に、押入れに収納されていた布団にチリダニが多いことに奇異に思えるかも知れない。(中略)近年、冷暖房が普及し、断熱材が使われ、機密性の高い構造になり、窓はアルミサッシになるなど建物の水分の逃げ場がなくなり、チリダニにとって好都合な湿度になっている。また、部屋の温度は四季を通じて人に適した15°C~25°Cにしており、これもチリダニの繁殖に好都合な温度である。』
(「寝室のダニ数とダニ鼻アレルギー患者の臨床症状とその対策」生活衛生 Vol. 35 より引用)
この論文では、押入れに収納されていた掛け布団にダニが多く繁殖していたという事例が報告されています。
これを見ると、どうやら「布団を干して、押入れにしまっておけば安心」というわけではないようです。アレルギーを防ぐには、チリやダニといったハウスダストを除去する日々のお手入れが大切です。
一番好ましい手入れ方法とは?
「布団は日々お手入れが必要で毎日掃除することが大事かもしれません!」と聞くと、よほど面倒で特別なお手入れを想像してしまうかもしれません。そんな不安や面倒も解消できる家電製品として布団クリーナーが複数存在しています。
布団クリーナーは「小さく軽くて簡単そうだけど、あれだけコンパクトで本当に効果があるの?」と思われる方もいるでしょう。毎日布団をキレイに掃除するという面倒な事を手助けする製品としてすでに多くのご家庭で利用されています。
使い方も布団の表面に軽くすべらせるだけと簡単です。各メーカーが出している布団クリーナーの製品の特徴として吸引力のダイソンや温風のシャープ、除菌のレイコップやマルチに使えるアイリスオーヤマなど各社とも布団を掃除する事はダニやハウスダストに効果的であると考えているからこそ、布団クリーナーを開発しているのでしょう。
一般的な掃除機で布団のハウスダストを掃除する方も多いようですが、掃除機では排気でハウスダストを周囲に多く巻き上げてしまうことも考えられます。
布団を掃除することでアレルギーの心配が減り、清潔なお布団で毎日眠れるようになるのは非常に魅力的です。ご自身がアレルギーに悩まされている場合はもちろん、ご家族みんなの気持ちよい眠りのためにも、ぜひとも取り入れた家電製品の一つではないでしょうか。