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サンゴに全てを捧げた 小さすぎる“タツノオトシゴ”の一生

559viewmayu2017/03/24

サンゴに全てを捧げた 小さすぎる“タツノオトシゴ”の一生

花嫁の着るウエディングドレスの白には、「清楚」や「純潔」、そして「あなたの色に染まります」という意味が込められています。

一人の人に一生添い遂げ、相手に合わせて生きていく決心をするのは、簡単なことではありません。しかし、タツノオトシゴの中には文字通り、あるものに身も心も一生を捧げる“デニスピグミーシーホース”という種がいます。

出典 Tim Laman

インドネシアやパラオなどに近い西太平洋に分布するデニスピグミーシーホース。最大でも2.5cmほどにしかならず、タツノオトシゴの中で最も小さい部類に入ります。

生まれた頃の体色は平易な橙色で、尾の周りにやや暗色の輪を持っています。

彼らが添い遂げる相手は、サンゴです。主に、Gorgonian coralという細い角がたくさん集まったようなサンゴに尾を巻きつけて生活します。一度住処を決めたら、二度とそのサンゴから離れることはありません。

もともと、タツノオトシゴは変装の名人として知られていますが、デニスピグミーシーホースのサンゴへの擬態は、群を抜く才能です。

一生同じサンゴのもとにいるため、色や模様、凹凸具合まで徹底して似せることができます。ただでさえ小さいのに、ここまで綺麗に擬態されてしまうと、見つけるのは至難の業。発見して写真を撮ったダイバーも、お見事です。

近年、人間の環境破壊によって、デニスピグミーシーホースの住処となるサンゴもどんどん失われています。小さくても、立派な命を生き抜いて欲しいですね。

 

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