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66年ぶりに姿を見せた 幻の“ヴァンパイア鹿”『カシミールジャコウジカ』

262viewmayu2017/04/17

66年ぶりに姿を見せた 幻の“ヴァンパイア鹿”『カシミールジャコウジカ』

角はないけど、牙がある、一見“吸血鬼”のような鹿がいるのを知っていますか?1948年に目撃されたのを最後に、絶滅したと思われていた幻の鹿、『カシミールジャコウジカ』です。

オスだけが持つ牙は、血を吸うためではなく、オス同士の闘いや、メスを魅了するために使われています。アフガニスタンの北部の山岳地帯で2014年、66年ぶりに目撃され、5匹の生息が確認されました。

ジャコウジカが絶滅危惧種となったのには、理由があります。雄が持つ生殖腺分泌物である「麝香(ジャコウ)腺」が人間に狙われたためです。

腹部の麝香腺は、繁殖期になると強い臭いを放ちます。いわゆる「ムスク」といわれる甘く強い香気は、発情期にメスを誘引し、縄張りをマーキングするために発するものです。

この天然の麝香は、二千年以上前から薬や香水として珍重されてきました。不老長寿から解毒、脳血管障害などの薬として幅広く使われ、1kg当たり闇市場では純金よりも高い500万円以上で取引されました。

麝香(ジャコウ)

そのため、年間1万5千頭ものジャコウジカが乱獲されました。近年、ようやくその貴重さが重んじられ、ワシントン条約で捕獲が禁止されました。

66年ぶりに個体を発見した野生動物保護協会(WCS)は、ジャコウジカを「アフガニスタンの生きた宝のひとつ」だとし、早期に治安状況が落ち着いて、保護活動に動けるよう期待している、と述べています。

 

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