Vario(ヴァリオ) あなたの心をくすぐるメディア。

Vario(ヴァリオ) > 癒し・キュート > 【絶滅危惧種】生息地がスキー場に…“ブーラミス”を守りたい人々の苦難

【絶滅危惧種】生息地がスキー場に…“ブーラミス”を守りたい人々の苦難

327viewmayu2018/04/25

【絶滅危惧種】生息地がスキー場に…“ブーラミス”を守りたい人々の苦難

体長約10cm、体重50gほどの小さな体に、とがった鼻先、ぴょこんと立った耳に長いしっぽ。『ブーラミス』の見た目はまるでネズミそのものですが、カンガルーなどと同じで、おなかの袋で赤ちゃんを育てる有袋類の一種です。20世紀半ばまで、生きた姿を発見されることがなかった、とてもめずらしい動物で、1894年に骨だけが発見され、1966年にやっと、現存する生きた個体が見つかりました。

オーストラリアに分布する有袋類の中で、唯一高山帯に暮らすブーラミスは、南東部の標高1400〜2000mにあるとても寒い場所に住んでいます。冬の間は雪の下で冬眠をします。ちょっとめずらしいことに、ずっと眠り続けるのではなく、数日眠っては起きて、巣穴に集めておいた木の実などを食べ、また眠ると考えられています。そんなブーラミスたちの大事な住み処が、次々と破壊される事態が発生しました。雪深いブーラミスの生息地は、スキー場にぴったり。そこでスキー場と、他に道路の建設も進められ、生息地を追われたブーラミスたちは、絶滅の危機にまで陥ってしまいました。それでも、不幸中の幸いと言うべきでしょうか、ブーラミスのピンチに気がついた人々の協力により、保護活動も始まりました。スキー場の下にブーラミス専用のトンネルを作ったり、人工飼育により繁殖を促したりすることで、少しずつ希望が見え始めています。

 

カテゴリー

アクセスランキング

  • 今日
  • 今週
  • 今月
  • 累計

キーワード

カテゴリ別新着記事