もっこもこな可愛い“コキア”が作り出す美しい珍景の紅葉を見に行こう!
800viewmayu2018/10/14

『コキア』とは、もこもこした丸いフォルムがかわいらしい植物の一種です。アジア原産の一年草で、日本には中国から渡来したのではないかと言われています。掃除に使う“ホウキ”のような細かい茎が特徴で、和名を「ホウキグサ」といいます。昔は、茎を乾燥させ、束ねてホウキとして利用されることがありました。枝はまっすぐに伸び、細かく枝分かれしています。葉も先端が細い線のようになっていて、たくさん茂るので、束ねて結び、柄につけ、形を整えるだけで立派な箒になります。真夏に花をつけますが、花びらがないためあまり目立ちません。実は「とんぶり」とも呼ばれ食用になっています。形や色、歯触りがキャビアに似ていることから「畑のキャビア」とも呼ばれ秋田県の名産となっています。

出典 国営讃岐まんのう公園
コキアは7月上旬から夏の日差しを浴びて、ライトグリーンのまるまるとした可愛らしい形へとすくすく成長します。9月下旬から10月上旬頃にかけて、夏の緑色から少しずつ紅葉し始めます。移ろいゆく緑と赤のグラデーションの色合いも魅力的なのですが、コキアといえばやっぱり紅葉。秋になると、鮮やかな赤色に染まり、見渡すばかり真っ赤に広がるコキアの紅葉は圧巻の景色です。日本にも宮城や茨城など、コキアの紅葉を見ることができる名所が多くあります。珍しく美しいコキアのもこもこ可愛らしい紅葉を見に、出かけてみませんか?