トラウマ?人間不信に陥った野良犬ベンジを救助!懸命な介護が心を開かせる
1317viewvario2016/03/12

アメリカの動物保護団体『Hope For Paws』は、ある日住宅街をさまよう野良犬の保護に立ち上がりました。体毛が伸び、汚れにまみれていることが分かります。
スタッフは何とかワンコにリードをつけますが、予想外の事態が発生してしまいます。


しかしそれでも、時間を掛けてワンコに触れるうちに、あるいは疲れ果ててしまったのでしょうか、少しずつですが落ち着きを取り戻していきます。
その隙に、スタッフは施設へとワンコを運びます。

野良犬はベンジと名付けられ、『Hope For Paws』のケアを受けることになりました。まずは体中に虫がたかっており、皮膚病に侵されている可能性もあったため、体毛を剃り落します。

その後全身を洗浄。
ベンジの怯えている様子が何ともいたたまれない気持ちになります。

身体は清潔になったものの、ベンジの心はなかなか開かれませんでした。スタッフにおびえ、犬らしい無邪気な様子を見せることもありません。
それでもスタッフたちはめげることなく、毎日毎日ベンジのケアに当たり、少しずつベンジもスタッフに信頼を寄せるようになります。
そして・・・

こちらがベンジの現在の様子。体毛も生え、本来あるべき姿に戻ってきました。そして何より、スタッフに気持ちよさそうに抱かれ、カメラに向かって手を振る姿が印象的です。
立場の弱い動物は人間によって簡単に傷つけられ、その傷は身体だけでなく、心にも深く達してしまうものです。そして、傷つけることは簡単であっても、ケアには膨大な時間と労力が必要となります。
動物の命、動物の人生をもっと大切にしていけるように、人間が努力しなければなりませんね。
スタッフがリードを引こうとすると、途端にパニックに陥り、暴れまわってしまうのです。
トラウマがあるのでしょうか?相当の人間不信に陥っているようで、スタッフが近づくことを許してくれません。