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絵本にもなった奇跡の物語…“ブラックロビン”最後の母が種を絶滅から救う!

83viewmayu2018/07/26

絵本にもなった奇跡の物語…“ブラックロビン”最後の母が種を絶滅から救う!

ニュージーランド本島から東に遠く離れたチャタム島。この島の固有種である小さな可愛らしい鳥『ブラックロビン』に魔の手が迫り始めたのは18世紀頃のことです。ニュージーランド全土で猛威を奮っていた外来哺乳類、イタチやネコなどが離島にも侵入し、逃げ方を知らない多くの鳥が絶滅してしまいました。1980年には、ブラックロビンも世界にたった5羽となり、絶滅の淵に立たされました。しかも5羽のうち、繁殖できるメスは「オールドブルー」と名付けられた1羽のみ。このたった1羽の母親に一縷の望みを託し、後に奇跡の物語、と呼ばれる保護活動が始まりました。

出典 Pinterest

オールドブルーは、毎年雛を育てました。しかし年に1羽増えても、死にゆく数の方が多く、さらに島を襲った大型の嵐が、巣と卵をダメにしてしまいました。ところが、ブルーは嵐が過ぎ去るとすぐに別の巣を作り、新たに卵を産みました。この嵐の出来事をきっかけに、「托卵」のアイディアが生まれました。それは、産んだ卵をすぐに別の鳥の巣に移し、雛は他の鳥に育てさせ、ブルーに新たな卵を産んでもらって、より効率的に繁殖を促す、という案です。雛をブルーから離してヒタキに預けたり、少し育った雛を突然またブルーの巣に戻したり…。ブルーは戸惑いながらも、目の前の雛を育てることに専念しようとするかのように、一生懸命えさを運びました。この托卵作戦は大成功でした。

ロビンとしては奇跡ともいえるほど長い14年間を生きたオールドブルーは、その間にたくさんの雛を巣立たせてくれました。まるで、自分が最後の1羽の母だと知っていたかのようでした。現在も残るすべてのブラックロビンは、オールドブルーの子孫です。今では140羽以上がチャタム諸島に暮らし、ブラックロビンは今なお順調に数を増やしています。そして、この奇跡のサクセスストーリーは、美しい一冊の絵本となって今も語り継がれているのです。

出典 アマゾン

 

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