親鳥に代わり カモのヒナたちを愛情いっぱいに育てる“ラブラドール”に感動!
753viewmayu2018/10/02

カモのヒナは、卵から孵ると、初めて見た親鳥の姿を「刷り込み」、親を記憶して追いかけます。親鳥を失ってしまったら、ヒナたちはどうなるのでしょうか。
イギリス、エセックス州にあるテーマパーク「スタンステッド・マントフィーチェット」に、突然9匹のカモのヒナが現れました。しかし、その側に親鳥は見当たりません。どうやら、ヒナが孵化してから狐に襲われるなどのトラブルに巻き込まれたよう。ヒナたちには親が必要で、放っておけば死んでしまいます。ヒナを見つけた人々が、ひとまず保護するために家に運び込みました。その家には、パーク内で飼われている10歳の犬『ラブラドール・レトリバー』のフレッドがいました。
出典 Youtube
ヒナを見たフレッドはすぐに側へやってきて、ヒナたちを前足で囲い込みました。まるで親鳥が翼の下にヒナを入れて守っているかのよう。フレッドは「本物のお母さん」よりずいぶん大きく、肌触りも異なるはず。しかもオスです。それでも、ヒナたちは初めからフレッドを刷り込みしていたかのように、どこへ行こうと追いかけていくようになりました。フレッドもまた、毎日ヒナたちを泳ぎに連れて行ったり、夜は自分の寝床のバスケットで一緒に眠ったりと、かいがいしく世話をしました。もともと愛情豊かで、面倒見のいい性格だったフレッド。実は、フレッドの飼い主はよく動物を保護しており、その動物たちと一緒に育ちました。そうした環境で、自然と父性が宿っていたのでしょうか。ヒナを愛おしむ様子はまるで本当のお父さんのようです。