「この世の果て」のにおいがプンプン!北海道の果ての果て、野付半島の寂寥感
1207viewred-cb2016/11/09

北の大地・北海道に対するイメージといえば、「雄大」「ほがらか」「のんびり」「穏やか」そんなプラスのものが多いでしょう。
しかしそうはいっても日本最北端の地。どう見ても「この世の果て」にしか見えない壮絶な風景も、実は存在しています。
今回はそんなスポットのひとつ、野付半島をご紹介。
まさに「この世の果て」感漂う荒涼とした風景

羅臼岳のある知床半島の南東、標津町と書かれたあたりに、何かかぎ針状の地形が見えませんか?
これが野付半島。日本一大きな砂嘴(さし)です。

出典 kanko.jp
素晴らしいフォルムをしています。海水の流れで運ばれてきた砂が形作った、自然の芸術作品ですね。
どんな景観が広がっているのかというと…これがすさまじくわびしいのです。
「荒涼」という言葉がこれほどぴったりくる景色も、日本ではなかなか見られないでしょう。

これは…暗い気分のときに来たらダメな場所ですね。

ガチなヤツです。
もちろん、美しい風景もあるにはあるのですが…。
まさに「この世の果て」。立ち枯れていく木、強い風、あまり晴れることのない空…そして砂嘴自体が海水面の上昇でやせ細り、遠くない未来に消滅するかもしれないという事実。
今しか見られないかもしれないこの世紀末感漂う風景を見に行ってみませんか?
北海道に対する新しいイメージが湧くかもしれませんよ!
野付半島があるのは、世界遺産知床のすぐ近く。
(すぐ近く…といってもそれは北海道基準の話で、100キロほどはあるんですが)