合成ではありません!超アンバランスな「あしなが鳥」“アフリカレンカク”
741viewmayu2017/06/30

指の1本1本までしっかりと伸びた、長くて大きな足。どんな立派な体の動物の足かと思ったら、小さなちいさな『アフリカレンカク』のヒナの足でした。親鳥もかなりの“あしなが”ですが、ひなの頃にはその特徴がより顕著に際立ちます。

出典 JAFご当地情報

出典 いろとりとり
ユニークな体型のアフリカレンカクは、子育ての方法もちょっと変わっています。
メスは卵を産むだけで、巣作りや抱卵、子育てはもっぱらオスの仕事。メスは縄張りをつくり、近づいてくる他の個体を追い払います。巣は池の上に浮かぶ草の上などにつくられるため、産まれたてのヒナたちは水面移動がまだ難しいことがあります。天敵からもヒナを守るため、お父さんレンカクは自分の羽の中に数匹のヒナを収納し、挟んで移動するという面白い習性を持っているのです。なんだかお腹から足がたくさん生えているみたいに見えます。
出典 Youtube
世界中の熱帯に生息しているレンカク。アフリカレンカクは、サハラ砂漠より南のアフリカに広く分布しますが、水辺を好むため乾燥した環境にはみられません。浮葉植物が良く茂ったような場所を好み、淡水の湖沼や河川に住んでいます。
足指が長いため、体重を分散させることができ、浮き草の上でも自在に歩き回ることが可能です。水面を歩く姿はまるで忍者のようです。こうして、植物の間に潜む昆虫などを捕らえて食べています。