博士もびっくりの超激レアなサイ!3本角の“クロサイ”が見つかる
1039viewmayu2018/06/22

世界には、アフリカとアジアに生息地を分けた5種類の『サイ』がいます。どの種にも共通する特徴といえば“角”があることですが、それぞれに角の本数が違います。アフリカに暮らす『シロサイ』と『クロサイ』は、2本ツノを持ちます。サイのなかで最も小さく、茶色がかった皮膚に赤茶色の毛が生えている『スマトラサイ』は、アジアに暮らすサイのうち、唯一角が2本あります。短めの1本角を持つのがインドに暮らす『インドサイ』と『ジャワサイ』です。この2種は、皮膚には深いヒダと鋲のような突起があり、何となく恐竜を思わせるような風貌をしています。

出典 Inextlive

出典 Soy502
1本、多くても2本のツノを持つサイですが、最近、ナミビア共和国のエトーシャ国立公園で、専門家も驚く珍しいサイが発見されました。種類はクロサイで、2本のツノのほかに、頭の付け根から鼻に向かって小さな3本目の角が生えていたのです。サファリツアーに参加していた73歳のジム・ギブソンという男性が偶然発見した3本ツノのクロサイ。写真を見たサイの博士ヨハン・マレも、今まで1度も見たことのないその珍しさに驚きました。クロサイを含む5種全てのサイは絶滅の危機に瀕していて、クロサイの生息数は、世界にわずか5000頭ほどです。つまり、今回発見された3本ツノのクロサイは、確率的に唯一の個体かもしれません。