本当にこんな生き物が地球に?!奇妙キテレツ“アカミノフウチョウ”の正体とは
1130viewmayu2018/06/30

色彩豊かな風貌と、ユニークな求愛ダンスで知られる「極楽鳥」。個性あふれるスタイルの極楽鳥たちの中でも、群を抜いて奇抜なスタイルの持ち主に『アカミノフウチョウ』がいます。インドネシアの固有種で、西パプア州のワイゲオ島と、そのお隣バタンタ島にある森にだけ暮らしています。全長21cmほどの小柄なフウチョウで、メスは黄色と茶色の地味めな体です。しかし、アカミノフウチョウのメスたちは、派手なオスが大好き!そのため、オスはパリコレモデルもびっくりの型破りな色使いでメスを惹き付けます。赤と黒の体に、首元だけ黄色の羽が生え、ハゲた頭頂部には青色の皮膚を露出させています。口の周りは薄緑色、脚は鮮やかな青色で、くるくると巻いた紫色の2本の尾羽がとってもチャーミング。あまりのヘンテコな姿で、この世のものとは思えないほどです。

出典 Pinterest
出典 Youtube
見た目ばかり磨いていても、モテるオスにはなれません。アカミノフウチョウのメスは、きれい好きなオスも大好き。オスは求愛ダンスでメスに愛を伝えるのですが、ダンスのお披露目の前には、ステージの周りをピカピカに“お掃除”します。舞台は若木の根元で、メスは枝に止まってオスのダンスを見下ろすように観劇します。オスは、ステージとなる若木の周りに、木の葉1枚も落ちていないよう、くちばしで1枚ずつ木の葉をくわえ、ポイっと遠くへ飛ばします。